animal☆world

藍に弓を教えていたら気がつけば日が傾き始めていた。


「そろそろ帰るか。」


『だいぶ上達したしね。』


プイッと顔を背けるが、赤いのが丸見え。ほんとにタマみたい。


そう思ったら急に笑いが込みあげてきて

『アハハハハハッ。』


「なっ!?なんで笑ってんだ!?!?」




この世界に来て、初めて声を出して笑っていた。




「……………………何してる。」




「りゅっ龍牙様!!!」





ーーーーーーーーこの男が来るまでわ。
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