animal☆world
「お前…………」
龍牙が何かを言おうとした、その時。
キラリと何かが光った。
あっ
と思った時はもうすべてが終わっていた。
どうもあたしは、思い立ったらすぐ行動してしまうらしい。
ゴホッという嫌な音共に口から大量の血が出る。
「美聡!!!!!!!!」
意識が落ちるとき、名前を呼んだのは藍なのか、龍牙なのか。
身代わりになるんじゃなくて、叩き落とすべきだったなぁ。
なんて腹部に刺さっている弓を見て妙に冷静な自分がいた。