animal☆world


ーーーーーードクン


心臓が高鳴る。

ーーー体が熱い。


『…………っはぁっ。』


思わず生きが上がる。


「………お前等ニートにも有効なのか、これわ。」


忌々しそうに言い、あたしの顎から手をはなし自身の髪の毛を掻き上げた。


『っ、これ、何?』


なんだかはぁはぁなる。


「……………矢には毒が塗られてあったんだ。

治癒能力はな、外傷は綺麗に治せるが、毒に関しては解毒剤を飲まないと治んねぇんだよ。
軽減させることはできるんだけどな。」


この毒は強すぎだ。



と、眉間に皺。



『っで、毒って………』
< 70 / 77 >

この作品をシェア

pagetop