FOREVER　FRIEND
ー数時間後ー

「ただいま～」
三井が帰ってきた。

「おかえりなさい」
凛子が玄関まで迎えに行った。

すると、三井がリビングに来るなりミカを見つけた途端に手に持っていた雑誌を丸めミカの頭を叩いた。

『バコッ！！』

「この、バカたれがぁー！！！
問題をおこすなっていつも言ってるだろ！」

「いったぁー。自分のせいでしょ？すぐに首突っ込んで誰にでも手出すからいけないんでしょー！！」
「お前なー、すぐ手だすとか人をヤリチンみたいに言うな！」
「ヤリチンと一緒だよ！このヤリチン教師」
「お前、ヤリチンって！それセクハラだぞ！！」
「何度でも言ってやるよ！ヤリチン教師！ヤリチン！！」
「チッ、お前なぁ‥‥」

「フフッ」
ユリアが笑った。

「佐田、今笑っただろ！何がおかしんだよ！」
「だって、２人を見ていると親子喧嘩みたいだったから」
ユリアが笑いながら言った。

「笑うな！だいたいお前がコイツをちゃんと止めなかったのも悪いんだぞ！！」
「ユリアは関係ないでしょ！」
「そんな事言われなくても分かってますぅー！！」
「フッフフ」
ユリアがまた笑った。
その様子を見ていた、凛子も嬉しそうに一緒に笑った。

「だから笑うなー！！」
それから、しばらく三井とミカは口喧嘩していた。ユリアはそんな２人を見て凄く微笑ましかった。



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