FOREVER FRIEND
ー数時間後ー

ミカは1時間おきぐらいに唸り声をあげ、苦しそうに体を反りかえったりする事が何回もあった。

その苦しんでいる姿を見る度、みんな胸を痛め、涙がこぼれた。


ーAM3.20-


「うぅぅぅぅ‥‥‥」
「あぁぁぁぁ‥‥‥」

また、ミカが苦しそうに唸り声をあげ、体を反りかえろうとした時、ユリアはミカを強く抱きしめた。

「ミカ、聞こえる?もう、頑張らなくてもいいんだよ‥‥」
「あぁぁぁ‥‥‥」
「眠って‥‥いいんだよ。
みんな、ミカが眠るまでずっと側にいるから」
ユリアが泣きながら優しく言った。



ミカはユリアの声が届いたのかどうかは、分からないが苦しそうなのが止まった。

そしてユリアはミカの手を強く握った。

「ミカ‥‥大好きだよ」
すると、ミカの目から涙がこぼれ落ちた。
その後すぐ、ミカは息を引き取った‥‥。





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