FOREVER FRIEND
ー補習最終日ー
7月は今日で終わる。
ユリアは携帯を眺めていた。
夏休みに入ってから1度も可南子たちから連絡は無かった。ユリアからすることも無かった。
今日で補習最後だけど大友さん来るかな?
最後だから会えたらいいなぁ。
ガラガラガラガラ
いつものように三井が教室に入ってきた。
「はい、今日は最後の補習です。
ちゃんと毎日来た奴、たまに来た奴、全く来なかった奴、色々いましたが今日で最後になりました。
明日からは残りの夏休みを思う存分楽しんで下さい。
もし、どうしても寂しくなったら先生は運がよかったら学校に居るので会いに来てもらってもOKです」
「運がよかったらって、おらん日もあるんかい!」
男子生徒が笑いながら言った。
「まぁ~な。さすがにワシも夏休みを満喫したいしな。でっ!そこで本題ですが‥‥」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
「今日は最後なので‥‥‥‥テストをしてもらいま~す」
「えぇーーーー!!!」
教室内が一気にざわついた。
「えっ、そんなに嬉しいのか?」
「嬉しいわけないし、喜んでねぇーし」
「みっちー!!じゃあ、ご褒美とかでないの?そしたらやる気でるかもー」
「そうそう!私なんて毎日来たんだよぉ~!」
「俺も!!」
「お前は今日で2回目だろ!!」
「お願い!みっちー」
みんなが口々に三井に抗議をしていた。
すると、三井が呆れた顔で口を開いた。
「はいはい、分かったから騒ぐな!
チッ、しょうがねぇーな。 じゃあ、このテストがここにいる全員が80点以上とれたら考えてやってもいいぞ」
「えぇーー!!」
「はい、文句言わなーい。それと、この事は武山先生には絶対、言うなよ!」
武山先生とは生徒指導担当の教師だ。
性格が悪いと有名な教師だった。
ヤンチャそうな生徒には弱く。
自分より下だと思う生徒には強い態度で接するという最低な教師だと生徒から評判が悪かった。
「80点以上なんて無理に決まってるじゃん!」
「そうだよー!そんな点数とれたらこんな所(補習)にいないし」
「バーカ!教師の話しは最後までちゃんと聞けよ!!」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥?」
「教科書見てOK。でも、その代わり‥‥カンニングは許さないからなー。後、武山先生には絶対に言うなよ!! あの人にバレると後々、めんどくせーから」
「えぇーー!マジで!?」
「そんなのいいの?」
「さすがみっちー♪」
「はいはい。分かった、分かった。じゃあ、テスト配るから勝手に始めろ」
テストが配られ、みんなが一生懸命テストを解き始めた。
やっぱ三井先生は変わってる。
普通、教科書見てもいいテストなんて聞いた事ないし。
そんな事を許す教師なんて三井先生ぐらいしか絶対いない。しかも、やたら武山先生には内緒って‥‥でも、確かにあの人にバレたらめんどくさそう。
ユリアは改めて、三井は変わり者だと思った。
最後の補習が始まってから30分ぐらいたった頃だった。
ガラガラガラガラ。
教室のドアが急に開いた。
みんなドアの音に気づき、後ろを振り返ったが、すぐにまたテストを解き始める。
入ってきたのはミカだった。ミカは自分の席に着いた。
あっ大友さんだ‥。
ユリアはミカの姿を見て嬉しくなった。
三井がテストをミカに配りに行った。
「大友~、遅いぞ。もう、来ないかと思っただろ?」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「って無視かよ!!まぁ、ちゃんと来たから、よしとしよう。今日はテストだからがんばれよ!80点以上とれたらご褒美付きだぞー!教科書見てOKだから」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「えっ、また無視!?冷たくない?」
三井が笑いながら言ったがそんな三井にも気にせずミカは渡されたテストを解き始めた。
7月は今日で終わる。
ユリアは携帯を眺めていた。
夏休みに入ってから1度も可南子たちから連絡は無かった。ユリアからすることも無かった。
今日で補習最後だけど大友さん来るかな?
最後だから会えたらいいなぁ。
ガラガラガラガラ
いつものように三井が教室に入ってきた。
「はい、今日は最後の補習です。
ちゃんと毎日来た奴、たまに来た奴、全く来なかった奴、色々いましたが今日で最後になりました。
明日からは残りの夏休みを思う存分楽しんで下さい。
もし、どうしても寂しくなったら先生は運がよかったら学校に居るので会いに来てもらってもOKです」
「運がよかったらって、おらん日もあるんかい!」
男子生徒が笑いながら言った。
「まぁ~な。さすがにワシも夏休みを満喫したいしな。でっ!そこで本題ですが‥‥」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
「今日は最後なので‥‥‥‥テストをしてもらいま~す」
「えぇーーーー!!!」
教室内が一気にざわついた。
「えっ、そんなに嬉しいのか?」
「嬉しいわけないし、喜んでねぇーし」
「みっちー!!じゃあ、ご褒美とかでないの?そしたらやる気でるかもー」
「そうそう!私なんて毎日来たんだよぉ~!」
「俺も!!」
「お前は今日で2回目だろ!!」
「お願い!みっちー」
みんなが口々に三井に抗議をしていた。
すると、三井が呆れた顔で口を開いた。
「はいはい、分かったから騒ぐな!
チッ、しょうがねぇーな。 じゃあ、このテストがここにいる全員が80点以上とれたら考えてやってもいいぞ」
「えぇーー!!」
「はい、文句言わなーい。それと、この事は武山先生には絶対、言うなよ!」
武山先生とは生徒指導担当の教師だ。
性格が悪いと有名な教師だった。
ヤンチャそうな生徒には弱く。
自分より下だと思う生徒には強い態度で接するという最低な教師だと生徒から評判が悪かった。
「80点以上なんて無理に決まってるじゃん!」
「そうだよー!そんな点数とれたらこんな所(補習)にいないし」
「バーカ!教師の話しは最後までちゃんと聞けよ!!」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥?」
「教科書見てOK。でも、その代わり‥‥カンニングは許さないからなー。後、武山先生には絶対に言うなよ!! あの人にバレると後々、めんどくせーから」
「えぇーー!マジで!?」
「そんなのいいの?」
「さすがみっちー♪」
「はいはい。分かった、分かった。じゃあ、テスト配るから勝手に始めろ」
テストが配られ、みんなが一生懸命テストを解き始めた。
やっぱ三井先生は変わってる。
普通、教科書見てもいいテストなんて聞いた事ないし。
そんな事を許す教師なんて三井先生ぐらいしか絶対いない。しかも、やたら武山先生には内緒って‥‥でも、確かにあの人にバレたらめんどくさそう。
ユリアは改めて、三井は変わり者だと思った。
最後の補習が始まってから30分ぐらいたった頃だった。
ガラガラガラガラ。
教室のドアが急に開いた。
みんなドアの音に気づき、後ろを振り返ったが、すぐにまたテストを解き始める。
入ってきたのはミカだった。ミカは自分の席に着いた。
あっ大友さんだ‥。
ユリアはミカの姿を見て嬉しくなった。
三井がテストをミカに配りに行った。
「大友~、遅いぞ。もう、来ないかと思っただろ?」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「って無視かよ!!まぁ、ちゃんと来たから、よしとしよう。今日はテストだからがんばれよ!80点以上とれたらご褒美付きだぞー!教科書見てOKだから」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「えっ、また無視!?冷たくない?」
三井が笑いながら言ったがそんな三井にも気にせずミカは渡されたテストを解き始めた。