FOREVER FRIEND
第1話 くだらねぇ~友情。
キーンコーンカーンコン。
昼休み開始のチャイムが鳴った。
いつも4人で集まってお昼ご飯を食べ始める。
4人とは金髪で巻き髪、誰が見てもギャルだと分かる可南子。可南子はこの中でリーダー的存在。
自分の事をウチと言う真美。
真美は可南子の金魚のフン。
自分より強いと思う者には絶対に逆らわない。
黒髪でショートカットの明日香。
明日香はこの中では1番優しく、頭がいい。
そして、ユリア。
ユリアは胸まである長い髪を少し茶色く染め、いつも低めの位置で2つ結びの髪型。
いつものように机を合わせ、ご飯を食べ始める。
すると、可南子が話し始めた。
「ねぇ、昨日の合コンさ!マジ、最悪」
「そうそう、アレはないわー。最後のカラオケだけは割り勘でお願いします。とか絶対有り得ないよねー」
「まだ男前ならいいけど、アレじゃあねぇ」
「じゃあさ、今度はF校のメンズでどう?」
「それいいね!賛成~」
ユリア以外の3人が楽しいそうに昨日の事を愚痴りながらお昼を食べいた。
ユリアは適当に相槌をして聞いているだけだった。
「でっ、ユリアはどう思う?」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
明日香がユリアに話しかけたがユリアは全く気づいていなかった。
「ちょっと!!ユリア聞いてんの?」
可南子が怒りぎみに言う。
「えっ、あっ!?ごめん‥‥何だっけ?」
「もぉー、ちゃんと聞いててよ!!」
「ごっ、ごめんね‥‥」
「まぁ、ユリアだからしょうがないんじゃない」
真美が嫌みっぽく言う。
「私さ、前から思ってたんだけど‥‥ユリアってちょっと天然はいってるよね?」
可南子がユリアを指さして言った。
「えっ?」
「それ、ウチも思ってたぁー。天然ってゆーか、ちょっとぬけてるよねぇー」
「えぇ‥‥そっ、そう?」
「あれ?もしかして自分で自覚ないの?」
「えっ?あっ‥‥うん、まぁ」
「フフッ、ある筈ないよねぇー」
「だってユリアだもん」
「ふははははは」
3人が声を合わせて笑う。
ユリアも一緒に笑う。
明らかに自分の事をバカにしているのに‥‥。
しかしそんな事、ユリア本人は分かっていた。
3人が自分の事をよくバカにしている事。
笑いのネタにされる事。
自分が度々いじられている事。
そして、特に可南子と真美には見下されている事にも‥‥。
こんな毎日、何が楽しいの?
一緒に遊んだり、笑ったりしているのに‥‥。
何故か憂鬱になるのはどうして?
女の友情ってめんどくさいし、嫌になる時がよくある。
例えば、行きたくなくてもトイレに行く時は絶対に一緒に行く。気がのらなくてもカラオケや合コン、遊びに誘われたら断りにくい。
しかし、その中でも1番嫌な事があった。
それは‥‥‥‥‥。
うわべだけの友情。
例えば真美がいない時に真美の悪口を平気で言う可南子と明日香。
「最近、うざい」
「なんかむかつく」
「調子に乗ってる」
など本人がいない時に悪口を言う。
それは可南子、明日香がいない時も同じ事。
その場にいない人の悪口を言う。
けして本人の前では悪口を言ってる素振りも見せないのに‥‥。
自分は特に何も思っていなかったが話しを合わせないと仲間外れにされるのが怖かった。
だから適当に相槌をうつ。
当たり障りのない返しをする。
それに、もちろん自分がいない時にも同じように悪口を言われている事は分かってる。
『そんなのが友情なの?本当に友達って言えますか?そんなの偽りの友情に過ぎない』
『本当の女の友情ってあるのかな?』
そんなうわべだけの友情ごっこが嫌になり、一からやり直そうと思い、地元から遠く、仲の良かった友達と違う高校を受けたのに‥‥。
また、同じ事の繰り返し‥‥。
『本当に心から友達と言える友達が欲しい』
『愛想笑いではなく、腹の底から笑ってみたい』
『思った事をちゃんと伝えたい』
『こんな思いするなら男に生まれた方が良かった‥‥』
そんな事ばかりを最近考えてしまう。
昼休み開始のチャイムが鳴った。
いつも4人で集まってお昼ご飯を食べ始める。
4人とは金髪で巻き髪、誰が見てもギャルだと分かる可南子。可南子はこの中でリーダー的存在。
自分の事をウチと言う真美。
真美は可南子の金魚のフン。
自分より強いと思う者には絶対に逆らわない。
黒髪でショートカットの明日香。
明日香はこの中では1番優しく、頭がいい。
そして、ユリア。
ユリアは胸まである長い髪を少し茶色く染め、いつも低めの位置で2つ結びの髪型。
いつものように机を合わせ、ご飯を食べ始める。
すると、可南子が話し始めた。
「ねぇ、昨日の合コンさ!マジ、最悪」
「そうそう、アレはないわー。最後のカラオケだけは割り勘でお願いします。とか絶対有り得ないよねー」
「まだ男前ならいいけど、アレじゃあねぇ」
「じゃあさ、今度はF校のメンズでどう?」
「それいいね!賛成~」
ユリア以外の3人が楽しいそうに昨日の事を愚痴りながらお昼を食べいた。
ユリアは適当に相槌をして聞いているだけだった。
「でっ、ユリアはどう思う?」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
明日香がユリアに話しかけたがユリアは全く気づいていなかった。
「ちょっと!!ユリア聞いてんの?」
可南子が怒りぎみに言う。
「えっ、あっ!?ごめん‥‥何だっけ?」
「もぉー、ちゃんと聞いててよ!!」
「ごっ、ごめんね‥‥」
「まぁ、ユリアだからしょうがないんじゃない」
真美が嫌みっぽく言う。
「私さ、前から思ってたんだけど‥‥ユリアってちょっと天然はいってるよね?」
可南子がユリアを指さして言った。
「えっ?」
「それ、ウチも思ってたぁー。天然ってゆーか、ちょっとぬけてるよねぇー」
「えぇ‥‥そっ、そう?」
「あれ?もしかして自分で自覚ないの?」
「えっ?あっ‥‥うん、まぁ」
「フフッ、ある筈ないよねぇー」
「だってユリアだもん」
「ふははははは」
3人が声を合わせて笑う。
ユリアも一緒に笑う。
明らかに自分の事をバカにしているのに‥‥。
しかしそんな事、ユリア本人は分かっていた。
3人が自分の事をよくバカにしている事。
笑いのネタにされる事。
自分が度々いじられている事。
そして、特に可南子と真美には見下されている事にも‥‥。
こんな毎日、何が楽しいの?
一緒に遊んだり、笑ったりしているのに‥‥。
何故か憂鬱になるのはどうして?
女の友情ってめんどくさいし、嫌になる時がよくある。
例えば、行きたくなくてもトイレに行く時は絶対に一緒に行く。気がのらなくてもカラオケや合コン、遊びに誘われたら断りにくい。
しかし、その中でも1番嫌な事があった。
それは‥‥‥‥‥。
うわべだけの友情。
例えば真美がいない時に真美の悪口を平気で言う可南子と明日香。
「最近、うざい」
「なんかむかつく」
「調子に乗ってる」
など本人がいない時に悪口を言う。
それは可南子、明日香がいない時も同じ事。
その場にいない人の悪口を言う。
けして本人の前では悪口を言ってる素振りも見せないのに‥‥。
自分は特に何も思っていなかったが話しを合わせないと仲間外れにされるのが怖かった。
だから適当に相槌をうつ。
当たり障りのない返しをする。
それに、もちろん自分がいない時にも同じように悪口を言われている事は分かってる。
『そんなのが友情なの?本当に友達って言えますか?そんなの偽りの友情に過ぎない』
『本当の女の友情ってあるのかな?』
そんなうわべだけの友情ごっこが嫌になり、一からやり直そうと思い、地元から遠く、仲の良かった友達と違う高校を受けたのに‥‥。
また、同じ事の繰り返し‥‥。
『本当に心から友達と言える友達が欲しい』
『愛想笑いではなく、腹の底から笑ってみたい』
『思った事をちゃんと伝えたい』
『こんな思いするなら男に生まれた方が良かった‥‥』
そんな事ばかりを最近考えてしまう。