FOREVER FRIEND

「さて、みっちー何か飲む？それとも食べる？」
「じゃあ、いつものオムライスで」
「はいはーい」
ルイが厨房に向かった。


「はい、おまたせ〜」
「おぉ、サンキュー」
「ゆっくり召し上がれ」

三井がオムライスを食べ始める。
少しして、三井がルイに語りかけた。

「‥‥‥なぁ、ルイ。あの２人、どう思う？」
「ん？」
「くっつけて本当に良かったと思うか？」
「何で？」
「アイツらわさ～ほかの奴らより『辛い大きな試練』がこれから待ち受けてる。お互い必ず辛い思いをする。特に佐田は壊れてしまうかもしれない‥‥」

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
ルイは黙って聞いた。

「もしかしたらこの先、アイツらにとって後悔をさせてしまうんじゃないかとワシは不安になるだ‥‥」
三井は学校では見せた事のない暗い真剣な表情だった。


「みっちー私はね、良かったと思ってるよ。
だってミカがあんな顔するの何年ぶりに見たんだろー。めったに携帯なんか見なかった子が、毎日楽しそうに何回も見て凄く嬉しそうなんだよ！あの子ってさ‥‥私たちにも気を使う時あるじゃん？
でも、ユリアちゃんの前では違うんだよ。ユリアちゃんと話してる時のあの子、本当に楽しそうなんだよ」

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」

「確かにあの子たちには、ほかの誰よりも『辛い大きな試練』が待ってる‥‥。でも、あの２人なら必ず乗り越えられるはず！
だってさ、みっちーが認めた２人なんでしょ？それに、私は何があってもあの２人を見守って行くつもりだよ。
大丈夫だよみっちー！みっちーの選択はいつも間違ってた事ないし、絶対！大丈夫！！」

「フッ、だといいんだけどな‥‥‥」