FOREVER FRIEND
それは今通ってる高校の受験当日の日まで遡る。
生理痛が人一倍酷いユリアはこの日、運悪く生理を向かえていた。ユリアは生理痛の薬を飲み忘れた為、必死に痛みに耐え、受験を受けていた。
休み時間になり、ナプキンを取り替えようと急いでトイレに向かった。
トイレに入ってすぐ出来るように鞄からナプキンが入っているポーチを手に持ち、トイレの中に入ろうとしたが‥‥。
中には怖そうなギャル3人が鏡の前で化粧をしながら雑談をしていた。
怖くて中に入れないユリアは仕方なく、トイレの入り口で待つ事にした。
5分ぐらい経った頃から少し治まっていた生理痛がまた酷くなってきた。ユリアはトイレの入り口の前でうずくまって待つ事しか出来なかった。
あぁ、最悪だ‥‥。
お腹がまた痛くなってきた。
受験の事で頭が一杯だったから薬飲み忘れてきたし、怖くてトイレにも入れないし、どうしょう‥‥。
ユリアが1人で悩んでいると、自分の前に人影が見えた。
人の気配を感じたユリアは顔を上げた。
目の前には凄く綺麗な女性が立っていた。
その人は綺麗なワインレッド色のロングヘアー、ピアスを両耳合わせて7個つけ、手首には大きな数珠を付けていた。
なんて綺麗な人なんだろう‥‥。
ユリアは思わず見とれてしまった。
すると、急に声をかけられた。
「あなた、そんな所で何してるの?何で中に入らないの?」
無表情だが凄く綺麗な声だった。
「えっ、あっ!入りたいんですけど‥‥中混んでるみたいなんで」
「‥‥‥ふーん、そうなんだ」
素っ気なく言い返された。
すると女性がトイレの中に入って行ってしまった。
なんだぁ、仲間だったのかぁ。
違う場所のトイレに行きたいけど‥‥。
場所が分かんないし。ってゆうか何で受験日に生徒がいるんだろう?
まぁ、そんな事はどうでもいい。お願いです!!トイレを譲って下さい。トイレから出て行って下さい。
誰か助けて‥‥。
ユリアが必死でお腹の痛みと戦っているとトイレの中から声が聞こえてきた。
それはさっき聞いた綺麗な声だった。
「ねぇ、邪魔なんですけど。トイレしないんだったらほかでやってくれません?」
「はぁー!?」
「外で待ってる人いるから」
すると最初に見かけた怖そうなギャルたちがムスっとしてブツブツ文句を言いながら出てきた。
そしてそのまま何処かに行ってしまった。
その直後に綺麗な女性も出てきた。
「ねぇ、トイレ開いたけど‥‥。
あなた大丈夫?もしかして具合が悪いんじゃないの?顔色が悪いけど...」
「えっ!?あっ‥‥只の生理痛が酷くて、お腹が痛いだけです」
「薬とか持ってないの?」
「はい‥‥受験の事で頭がいっぱいだったんで‥‥」
「ふーん‥‥そうなんだ」
また、さっきと同じように素っ気なく返事を返された。
そして、何も言わずそのまま立ち去ってしまった。
もしかして助けてくれたのかな?
あの人、トイレしてなかったみたいだし。
まぁ、それより今はトイレに行かなきゃそろそろ限界かもしれない。下着にもれてたら大変だ。
ユリアはトイレに入る事が出来たがお腹の痛みが治った訳ではなかった。急いでトイレを無事に済ませ、手を洗ってる時に気がついた。
あれ!?鞄がない!!
そういえば、急いで入ってきたからナプキンが入っているポーチしか持ってこなかったんだ!多分、入り口だ。
ユリアは慌ててトイレから出た。
入り口には鞄が置きっぱなしだった。
「あった、良かったー」
ユリアが鞄を持ち上げると
『ドサッ!!』
何かが床に落ちた事に気がついた。
う"ん?何だろう
落ちたのはペットボトルだった。
よく見て見ると生理痛の薬も落ちてる事に気がついた。
えっ?これって‥‥。
もしかして、さっきの綺麗な人かな?ってゆうか絶対そうだ!!あの人以外に考えられない。
その後、ユリアは無事に受験を受ける事ができた。女性が置いていってくれた薬のおかげでお腹の痛みも治まり、受験に集中できたからだ。
ユリアは決心した。
合格してあの綺麗な人にお礼を言う事を‥‥。
しかし、入学をして知ってしまった。
その人の名前、悪い噂、めったに学校に来ないミカだからお礼も言えず、何ヵ月も過ぎ今に至る。
それに1番の理由は近寄りにくい存在だったから。
しかも、可南子たちと仲良くなった今では尚更、お礼が言えなくなっていた。
大友さんはあの時の事を覚えているのかな?
私だって気づいてくれてるのかな?
多分‥‥。
私の存在さえも覚えていないんだろうな。
あの時の事は可南子たちには話した事がない。
だって自分だけの秘密にしたいから。
自分だけが知っている大友さんの優しさを誰にも言いたくなかった。
あれから入学をしてから何ヵ月も経つけど‥‥。
私は大友さんと目さえ合った事ない。
生理痛が人一倍酷いユリアはこの日、運悪く生理を向かえていた。ユリアは生理痛の薬を飲み忘れた為、必死に痛みに耐え、受験を受けていた。
休み時間になり、ナプキンを取り替えようと急いでトイレに向かった。
トイレに入ってすぐ出来るように鞄からナプキンが入っているポーチを手に持ち、トイレの中に入ろうとしたが‥‥。
中には怖そうなギャル3人が鏡の前で化粧をしながら雑談をしていた。
怖くて中に入れないユリアは仕方なく、トイレの入り口で待つ事にした。
5分ぐらい経った頃から少し治まっていた生理痛がまた酷くなってきた。ユリアはトイレの入り口の前でうずくまって待つ事しか出来なかった。
あぁ、最悪だ‥‥。
お腹がまた痛くなってきた。
受験の事で頭が一杯だったから薬飲み忘れてきたし、怖くてトイレにも入れないし、どうしょう‥‥。
ユリアが1人で悩んでいると、自分の前に人影が見えた。
人の気配を感じたユリアは顔を上げた。
目の前には凄く綺麗な女性が立っていた。
その人は綺麗なワインレッド色のロングヘアー、ピアスを両耳合わせて7個つけ、手首には大きな数珠を付けていた。
なんて綺麗な人なんだろう‥‥。
ユリアは思わず見とれてしまった。
すると、急に声をかけられた。
「あなた、そんな所で何してるの?何で中に入らないの?」
無表情だが凄く綺麗な声だった。
「えっ、あっ!入りたいんですけど‥‥中混んでるみたいなんで」
「‥‥‥ふーん、そうなんだ」
素っ気なく言い返された。
すると女性がトイレの中に入って行ってしまった。
なんだぁ、仲間だったのかぁ。
違う場所のトイレに行きたいけど‥‥。
場所が分かんないし。ってゆうか何で受験日に生徒がいるんだろう?
まぁ、そんな事はどうでもいい。お願いです!!トイレを譲って下さい。トイレから出て行って下さい。
誰か助けて‥‥。
ユリアが必死でお腹の痛みと戦っているとトイレの中から声が聞こえてきた。
それはさっき聞いた綺麗な声だった。
「ねぇ、邪魔なんですけど。トイレしないんだったらほかでやってくれません?」
「はぁー!?」
「外で待ってる人いるから」
すると最初に見かけた怖そうなギャルたちがムスっとしてブツブツ文句を言いながら出てきた。
そしてそのまま何処かに行ってしまった。
その直後に綺麗な女性も出てきた。
「ねぇ、トイレ開いたけど‥‥。
あなた大丈夫?もしかして具合が悪いんじゃないの?顔色が悪いけど...」
「えっ!?あっ‥‥只の生理痛が酷くて、お腹が痛いだけです」
「薬とか持ってないの?」
「はい‥‥受験の事で頭がいっぱいだったんで‥‥」
「ふーん‥‥そうなんだ」
また、さっきと同じように素っ気なく返事を返された。
そして、何も言わずそのまま立ち去ってしまった。
もしかして助けてくれたのかな?
あの人、トイレしてなかったみたいだし。
まぁ、それより今はトイレに行かなきゃそろそろ限界かもしれない。下着にもれてたら大変だ。
ユリアはトイレに入る事が出来たがお腹の痛みが治った訳ではなかった。急いでトイレを無事に済ませ、手を洗ってる時に気がついた。
あれ!?鞄がない!!
そういえば、急いで入ってきたからナプキンが入っているポーチしか持ってこなかったんだ!多分、入り口だ。
ユリアは慌ててトイレから出た。
入り口には鞄が置きっぱなしだった。
「あった、良かったー」
ユリアが鞄を持ち上げると
『ドサッ!!』
何かが床に落ちた事に気がついた。
う"ん?何だろう
落ちたのはペットボトルだった。
よく見て見ると生理痛の薬も落ちてる事に気がついた。
えっ?これって‥‥。
もしかして、さっきの綺麗な人かな?ってゆうか絶対そうだ!!あの人以外に考えられない。
その後、ユリアは無事に受験を受ける事ができた。女性が置いていってくれた薬のおかげでお腹の痛みも治まり、受験に集中できたからだ。
ユリアは決心した。
合格してあの綺麗な人にお礼を言う事を‥‥。
しかし、入学をして知ってしまった。
その人の名前、悪い噂、めったに学校に来ないミカだからお礼も言えず、何ヵ月も過ぎ今に至る。
それに1番の理由は近寄りにくい存在だったから。
しかも、可南子たちと仲良くなった今では尚更、お礼が言えなくなっていた。
大友さんはあの時の事を覚えているのかな?
私だって気づいてくれてるのかな?
多分‥‥。
私の存在さえも覚えていないんだろうな。
あの時の事は可南子たちには話した事がない。
だって自分だけの秘密にしたいから。
自分だけが知っている大友さんの優しさを誰にも言いたくなかった。
あれから入学をしてから何ヵ月も経つけど‥‥。
私は大友さんと目さえ合った事ない。