FOREVER FRIEND
リオトと別れ、少し歩くとゲームセンターに着いた。
「あの、ゲームセンターに着きましたけど‥‥いつも大友さんがやってるゲームって何ですか?」
「じゃあ、案内するから付いて来て」
ユリアはミカの後を付いて歩いた。
そしてミカに案内された場所は‥‥。
『格闘ゲーム』の前だった。
「コレですか?」
「そう、格ゲー。やってみる?」
「いえ、私ゲームなんてほとんどっていうか、全くした事がないから無理です」
「じゃあ、1回挑戦してみたら?」
「私にできますか?」
「大丈夫、私が教えるから」
ユリアは言われるまま椅子に座った。
すぐ横でミカが見守ってくれていた。
「どのキャラがいい?」
「じゃあ、この女の人で」
ユリアはミカに教えてもらいながら、生まれて初めての格闘ゲームに挑戦してみた。
結果は‥‥‥‥‥。
言うまでも無く、完敗。
「コレ、難しくないですか?私には一生無理な気がします」
「そんな事ないよ、練習すれば誰でも上手くなるよ」
「じゃあ、大友さん。お手本をお願いします」
ミカはさっきユリアが選んだキャラでやり始めた。
ユリアが扱っていた時と別人のようにキャラが技を繰り出し、どんどん勝ち進んでいった。
「凄い!こんだけ強かったら見てるだけで楽しくなっちゃいますね」
「だから練習すれば誰でも上手くなるって。私も最初は下手だったんだから」
「えっ、そうなんですか?」
「うん、でもルイやリオトに勝ちたくて毎日、やり込みまくってここまで上達しただけ。それでも未だに、ルイには絶対勝てないけど‥‥」
ミカが笑いながら言った。
「えぇー、こんなに上手い大友さんでも、ルイさんには勝てないですか?」
「勝てない。絶対、無理!アイツ、相当なゲーマーだから。ゲームやってる時の顔なんて男に戻ってるからね」
「ルイさんが男に戻った顔、ちょっと見てみたいかも」
「あれは、完璧男だよ!!」
「今度、ルイさんにお願いしてみます」
ユリアはミカがゲームをやってる姿を見て嬉しくなった。ゲームを楽しそうにやってるミカの姿は学校では絶対見れない。
自分だけが知ってるミカの一面。誰かに自慢したくなった。
「ねぇ、ランキングにYURIAって名前入れてもいい?」
「えっ、そんな事できるんですか?」
「出来るよー!ねぇ、この1位の所見て」
「あっ!RUIって書いてある。これってまさか!?」
「そう、ルイ本人!ルイもしょっちゅう来てるからね」
「へぇ~、知らなかった」
「本当に名前書いてもいいの?」
「はい、いいですよ」
ミカがランキングにユリアの名前を載せた。
「私、格闘ゲームなんて初めて見ました。ゲームセンターに来てもプリクラ撮るぐらいだったんで...」
「普通の年頃の女の子はそうだと思うよ。私はリオトたちによく連れて来られる事が多かったから」
「今度、私にも上手くなるように教えてくれませんか?」
「それ本気で言ってる?別に構わないけど‥‥こんな事でよければ」
ミカが少し嬉しいそうに答えた。
「じゃあ、お願いします。師匠!」
「師匠は何かやだー」
2人で顔を合わせて笑った。
「あの、ゲームセンターに着きましたけど‥‥いつも大友さんがやってるゲームって何ですか?」
「じゃあ、案内するから付いて来て」
ユリアはミカの後を付いて歩いた。
そしてミカに案内された場所は‥‥。
『格闘ゲーム』の前だった。
「コレですか?」
「そう、格ゲー。やってみる?」
「いえ、私ゲームなんてほとんどっていうか、全くした事がないから無理です」
「じゃあ、1回挑戦してみたら?」
「私にできますか?」
「大丈夫、私が教えるから」
ユリアは言われるまま椅子に座った。
すぐ横でミカが見守ってくれていた。
「どのキャラがいい?」
「じゃあ、この女の人で」
ユリアはミカに教えてもらいながら、生まれて初めての格闘ゲームに挑戦してみた。
結果は‥‥‥‥‥。
言うまでも無く、完敗。
「コレ、難しくないですか?私には一生無理な気がします」
「そんな事ないよ、練習すれば誰でも上手くなるよ」
「じゃあ、大友さん。お手本をお願いします」
ミカはさっきユリアが選んだキャラでやり始めた。
ユリアが扱っていた時と別人のようにキャラが技を繰り出し、どんどん勝ち進んでいった。
「凄い!こんだけ強かったら見てるだけで楽しくなっちゃいますね」
「だから練習すれば誰でも上手くなるって。私も最初は下手だったんだから」
「えっ、そうなんですか?」
「うん、でもルイやリオトに勝ちたくて毎日、やり込みまくってここまで上達しただけ。それでも未だに、ルイには絶対勝てないけど‥‥」
ミカが笑いながら言った。
「えぇー、こんなに上手い大友さんでも、ルイさんには勝てないですか?」
「勝てない。絶対、無理!アイツ、相当なゲーマーだから。ゲームやってる時の顔なんて男に戻ってるからね」
「ルイさんが男に戻った顔、ちょっと見てみたいかも」
「あれは、完璧男だよ!!」
「今度、ルイさんにお願いしてみます」
ユリアはミカがゲームをやってる姿を見て嬉しくなった。ゲームを楽しそうにやってるミカの姿は学校では絶対見れない。
自分だけが知ってるミカの一面。誰かに自慢したくなった。
「ねぇ、ランキングにYURIAって名前入れてもいい?」
「えっ、そんな事できるんですか?」
「出来るよー!ねぇ、この1位の所見て」
「あっ!RUIって書いてある。これってまさか!?」
「そう、ルイ本人!ルイもしょっちゅう来てるからね」
「へぇ~、知らなかった」
「本当に名前書いてもいいの?」
「はい、いいですよ」
ミカがランキングにユリアの名前を載せた。
「私、格闘ゲームなんて初めて見ました。ゲームセンターに来てもプリクラ撮るぐらいだったんで...」
「普通の年頃の女の子はそうだと思うよ。私はリオトたちによく連れて来られる事が多かったから」
「今度、私にも上手くなるように教えてくれませんか?」
「それ本気で言ってる?別に構わないけど‥‥こんな事でよければ」
ミカが少し嬉しいそうに答えた。
「じゃあ、お願いします。師匠!」
「師匠は何かやだー」
2人で顔を合わせて笑った。