FOREVER FRIEND
その後、ユリアはミカにデコピンをされた。
ミカの前ではデコピンをされて痛くて涙が出たと誤魔化したが本当は嬉し涙だった。

ユリアはミカと一緒にいる時間が充実すぎて時間が経つのが早く感じた。


「えっ?プリクラってこんなに種類があるの?」
「はい、あっ」
「はい、ブー!後でデコピン」
「えぇー、またですか?」
「はいー、ブッブー2回だね」
「ちょーどSじゃ~ん」

その後、2人で初めてのプリクラを撮った。
プリクラはユリアの方が詳しく、ミカにとっては久しぶりに撮ったプリクラだった。

そして、プリクラを撮り終わり、出来上がるのを待ってる時にユリアの携帯が鳴った。

確認してみるとメールだった。
ユリアはメールの相手を見て全身に鳥肌が立った。

メールの相手は‥‥‥。

夏休みに入ってから全く連絡が無かった真美からだった。急に現実に戻された気分になった。

メールの内容は‥‥。

『おひさ~♪今、暇?これから可南子たちとプール行くんだけど、ユリアも来ない?』

最悪だ!!何で今更?
今日まで全く連絡してこなかったくせに。
でも、無視したら何言われるか分からない。そうだ、体調が悪い事にしとこう。

『ごめん‥。今、夏バテしてて家で引きこもってるんだぁ。また、今度誘ってぇー!!』

ユリアは直ぐに返信をしたが、その後真美からの返事が返ってくる事はなかった。




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