FOREVER FRIEND
ー次の日ー

生徒指導の先生から連絡があった。
梨華たちの方から‥。
「只の喧嘩で問題にする事は何もない」
「ほっといてほしい!」
と言われたそうでミカにも確認の電話をしてきた。

ミカはこれ以上、関わりたくなかったので、梨華たちの言う事に話しを合わせた。
お互いが只の喧嘩だと認めたので何もなかった事になった。


休み明け、学校に行ったミカだったが、前みたいに梨華たちからの虐めはなくなった。
しかし、クラスメイトたちはミカに一目置くようになった。

ミカにとってはそれが好都合だった。
1人でいる方が楽だったし、もう誰にも気を使わなくてよくなったからだ。

それからのミカは出席日数が足りる程度に学校に行った。
今までやりたくても我慢していた髪の毛も染め、ピアスも空けた。
そんな変わったミカの姿を見ても誰も何も言ってこなかった。

その内、ミカには色々な悪い噂がたったが、それでもミカは全く気にする事はなかった。

周りの人にどう思われようが、自分の事をちゃんと分かっていてくれる人がいる。
それだけでいいんだ。
もう、本当の自分を隠さない‥‥‥。


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