運命の相手は先生?!
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英会話室で先生と別れて教室に戻ると柊花が待っていた。
「…誄歌!大丈夫だった?」
「うん。先生が助けてくれたから」
「そっかー…でもこれから気をつけなね?」
「うん……ごめん」
「雄飛くんも心配してたんだよ〜?一緒に誄歌探したし」
「卯月くんにも迷惑かけちゃったな…」
柊花にも卯月くんにもたくさん迷惑かけてる……。
私ってダメだな。
「あっ!誄歌みて!雄飛くんゴール向かってる」
窓の外をみて言う柊花。
私も覗くとグラウンドはサッカー部が使っていた。
……あ。先生もいる。
「わっ!雄飛くんシュート決めた♪見た?」
「えっ!あ……うん。すごいね」
「絶対嘘〜!アッキーのこと見てたくせに」
「み、見てないもん!」
「まぁそんな嘘つかなくていいから!よし、帰ろうか!
駅前に出来たカフェ行こ?」
「うん!」
柊花が気を使ってくれてるのがすごく分かる。
……ありがとう。