運命の相手は先生?!
……ガラッ
「あら、どうしたの?」
「誄歌が体調悪いみたいなので連れてきました」
「そう。分かったわ。あとは任せて……あなたは授業戻って?」
「はい……お願いします。誄歌お大事に」
「ありがとう……」
側にあった椅子に座るとまた一気にだるさが増した。
「どこが調子悪いのかしら?」
「ちょっとだるっぽいんです……ふらふらするし…」
「分かった。とりあえず熱測りましょう」
保健室の皐月先生はあまり関わったことないけど綺麗な人。
スタイルがよくて若い。
よく漫画やドラマで出てくる美人な保健室の先生って感じ。
……ピピッ
あ。熱……38.6?!
「うわっ。すごい熱……大変。ベッドに横になって。氷枕とか用意するわね」
そういうと手際よく先生は用意してくれた。
「しばらく安静にしてなさい……って言ってもこの授業終わったら帰りなのよね。如月さん部活は?」
「…入ってないです」
「そう。でもこの状態じゃ一人で帰れなそうね……私このあとすぐ出張なのよ」
「そう、ですか……。じゃあ少し良くなったら帰ります」
「大丈夫そう……?とりあえずこの授業が終わったら担任の先生に来てもらうようにするわ」
…えっ。先生に……?
「…どうかした?」
「あ、いえ!大丈夫です」
「ごめんなさいね……そろそろ授業終わるからそれまで頑張って…」
「はい…」
先生が出て行った。
横になったら結構楽になるんだなぁ。
それにしてもこんなに熱があったなんて……。