運命の相手は先生?!
…しばらくすると私は眠りについていた。
「…ん……」
どのくらい寝たんだろう?
今何時かな…?
「…?!せ、先生?!」
「……」
ベッドの横にあった丸椅子に座って寝ていた。
ベッドに伏せてる状態で……。
わっ……近っ!
まつ毛長いなぁ……女の子より長いんじゃない?
……って!見つめてる場合じゃない!
「…あ…如月起きたか」
「先生……」
「やば…俺も寝てたー」
「すみません…先生」
「なに謝ってるんだよ。ってもう7時か!やばいな」
腕時計を見ながら慌てる。
私はベッドから起き上がろうとするけれどまだだるくてふらふらした。
「…まだつらいか?」
「うん…ちょっと」
「そうか。もう少し休むか……家まで送るから」
「…ありがと」
先生はどこまでも優しい人だなって思う。
どんどん好きになってく自分がいる。
でも……
「なんか先生に迷惑かけてばっか…」
「そうか?」
「そうだよ…もちろん柊花たちにもだけど」
「俺は思ってないよ迷惑だなんて」
「でも……」
「だからそういうこと考えるな。俺はお前のこと好きなんだから」
……俺はお前のこと好きなんだから?
……え??
「…俺はバカだよな。生徒に恋するなんて」
「え、ちょっと……先生?」
「気付いたら好きで好きで止まらなかった……こんなタイミングで言うとか更にバカだよな」
……先生。
本当なの??