運命の相手は先生?!
「秘密ってことは彼女いるんだろ!」
「さあ、どうでしょう」
「アッキーならいそう!」
「アッキーがアッキーだから彼女も可愛くていい人なんだろうね〜」
…すみません。
こんな奴が彼女で。
「ま、可愛いですよ。彼女」
「ええー!やっぱりいるんじゃん!」
「どんな人?」
「教えません」
「じゃあ卒業式に教えて〜」
「……覚えてたら。ってことでSHR終わりましょう」
卒業式に教えてって……。
本当に教えてって言われたら教えるのかな?
……いや。それはないか。
「誄歌〜!今日用あるから先行くね」
「分かった!ばいばい」
「うん!クリスマス広場に15時ね!」
クリスマス……楽しみだな。
本当は先生と過ごしたかったけど仕方ない。
「如月」
「…あ。先生」
「気をつけて帰れよ」
「うん…また冬休み明けに!」
「じゃあな!」
少し話せただけですごい嬉しい。
冬休み明けまで先生に会えないのか…。
寂しくなるなあ……。