運命の相手は先生?!
……時刻は17時。
もうこんな時間かぁ。
部活結構長引いてるんだね……。
卯月くんたちが部活最後だから送別会でもしてるのかな?
「ちょっと誄歌〜」
下からお母さんの声がした。
「お友達来たみたいだけど?」
「…え!今行く」
やっと来た〜!
階段をかけおりるとお母さんが不思議そうな顔をしていた。
「…どうしたの?」
「今の子ってすごいわね。もう免許取っちゃうなんて…」
「え?」
「え?じゃないわよ。お友達。車で来てるわよ?」
え…。車で?!
卯月くんはまだこれから免許とるって言ってたし……
柊花はとる気ないし……
「なに突っ立ってるのよ。待たせてるんじゃないの?」
「あ…うん。行ってくる!」
ガチャ……
「メリークリスマス!誄歌〜」
「え……っと、柊花?」
「ん?」
「この車……って」
「そう。アッキーの!」
やっぱり!!!
何で?どうして?!
「……よぉ」
「先生…」
「雄飛くんと私からのちょっとしたクリスマスサプライズ!」
……サプライズ…?
先生を連れてきたのが??
「こいつらが言うから…来た」
「そんなこと言って〜!アッキーだってクリスマス如月さんと過ごしたかったくせに」
車の中から卯月くんが出てきた。
……頭の中パニック。