運命の相手は先生?!
黒と深緑のチェック柄の大きな傘。
なぜか胸がドキドキした。
「あっ……!朝練間に合わないっ」
私は急いで学校に向かった。
学校に着くと部員にびしょ濡れだねって言われた。
でも傘を貸してくれた人がいることは誰にも言わなかった…。
「あっ…そういえばさっき職員玄関ですごいびしょ濡れの男の人がいたー」
「…え?」
「見たことない人だったけど先生なんじゃない?こんな雨降ってるのに傘持ってなかったのかな?」
「途中壊れたんじゃん?」
みんなはそうだねって言ってその話を終えて楽器を触り始めた。
びしょ濡れできた男の人……。
……もしかして?!