運命の相手は先生?!





「ん?どうした?」

「いえ、何でもないです!ありがとうございました」



シートベルトを外して、車を出ようとする。


すると、私の手首を先生に掴まれた。



「…?」

「あ、悪い。何でもない…お疲れ」

「…お疲れ様です!気をつけて帰ってくださいね」

「ん。また明日」



また明日…。

なんか恋人同士みたい。



私は先生が車を発進するまで待っていた。


それなのに、先生は動かない。



「先生どうかしました?」

「それはこっちのセリフ。早く中入れよ」

「え…。はい」



なんか嬉しい。


玄関前で車の中にいる先生に会釈して、中に入った。







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