運命の相手は先生?!
「よーし!文化祭準備頑張ろ!」
「うん!そうだね」
私は入り口に飾る大きな看板を任された。
一応文字を書くのは得意な方。
硬筆毛筆ともに有段者。
でもこういう文化祭の看板とかになると、上手さというよりかは可愛さな気がする…。
「如月さーん」
「…卯月くん」
私が文字の配列を考えていると、卯月くんが来た。
「どうしたの?」
「いや、大したことじゃないんだけど…」
「?」
「柊花ちゃんから聞いたと思うけど、付き合うことになったんだ。一応報告とお礼」
「良かったね!おめでとう」
「ありがとう。でさ、違ったら悪いんだけど如月さんってアッキーのこと好きなの?」
「…えっ!!!」
え、何で?!
柊花がバラしたとか?!
「この間の準備の時とか2人でいたの見たし如月さん楽しそうだったから」
「あ…」
見てたのか〜……。
そう思うとすごく恥ずかしい。
「あと、この間アッキーと一緒に帰ってたでしょ?車で」
「…み、みた?」
「ん。見えちゃった」
うわ〜……これはやばいです、先生。
卯月くんにバレてます。