運命の相手は先生?!
「お。やってますか?…って真っ白じゃないですか」
「…先生!」
「アッキーも手伝ってよ」
「俺はやりません。皆で協力してやってください」
顧問だって言ってたけど…部員にも教師口調だ。
教師口調じゃないのって、私と柊花にだけかな?
「じゃ、卯月くんも如月さんも頑張って」
あ…行っちゃった。
「アッキー来てくれて良かったね」
「えっ…そ、そうだね…」
「あー如月さん照れてる!てか、アッキーも何となく如月さんに気があると思うよ」
「ないよ!それは!」
「だってさ、普通車で送ったりなんかしないでしょ。
それにさ、アッキーみてよ」
「?」
「自分から話しかけてないでしょ。如月さんがいたからさっき話しかけたんだよ」
「…そうかな……」
うーん……。
それだけじゃ、そんなのわからない気がする。
私はペンで薄く下書きを書きながら色々考えていた。