運命の相手は先生?!





ーーーーーーーーー



「よろしくね〜♪俺ここだから」



私の後ろの席を指差しながら私たちに挨拶してきた。


小さく会釈して目をそらす。



「ねぇ、名前なんていうの?」

「わっ、私?!……如月誄歌です」

「誄歌ちゃんかー!俺さっきも言ったけど水無月侑!侑って呼んでー」



呼べるわけないでしょっ!と心の中で思いながら軽く笑って前を見た。



すると、ふいに先生と目が合ってドキッとしたけど……なんか不機嫌?



「如月さん、頑張ってね」

「な、なにが?!」

「後ろの奴…」



小声でそう言う卯月くん。


これから話すってわけでもないし関わらないと思う。




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