運命キャンペーン実施中。
「思い立ったら即行動!!
明日!明日告白しよ!」
「ええー!!」
明日ー!?
「今から呼び出しの手紙書いてさ。
で、放課後校舎裏とかで……きゃー!」
なに一人で盛り上がってるの、この子は。
「嫌だよ。
絶対失敗する……」
私がそう言うと、沙紀は私の肩を強めに叩いた。
「大丈夫。
きっと成功するよ。
だって葉月だもん。
私の親友。」
そういう風に言われたら私が引けない、って沙紀はよく知ってる。
「分かったよ……」
「やった!!早速手紙書こ!」
沙紀は机の中から可愛い便箋と封筒を出した。
準備がよろしいことで……
もう!ここまで来たらやってやる!!