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もういっかい
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むっくりと体を起こすと、
そこはどこかの藪の中だった。
え……何?
まさかこんなところで寝てたわけ……!?
もう一度ちゃんと自分のいる場所を確認すると、
どうやらいつも通学の時に通る踏切のそばにある小さな公園のようだった。
もーっ、早く帰らなきゃ。
だって……
明日は吉本くんに……
「っきゃあっ」
うっとりと吉本くんのことを思い出していたら
何かにつまずいて転んでしまった。