運命キャンペーン実施中。




呆然とする私の顔を見て、

神様は満足そうに頷いた。




「ただいま運命キャンペーン実施中。

神様はとっても暇なのです。

だから、良いことをして死んでしまったあなたみたいな人にもう一度生き返るチャンスを与える。

それが運命キャンペーン。



あなたが死んだ1週間前に戻って前回あなたが死んだ時間まで生き延びればいいの。」




「そ、それだけ……?」




「そう。

ただし、無理やり時間をねじ曲げて1週間をやり直すわけだから、

"運命"はそれを正そうとしま~す!


そうすると、

"運命"があなたを殺しに来ます。」




突然の「殺す」という現実味のないワードにゴクリと唾を飲む。






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