運命キャンペーン実施中。




午前中の授業は何事もないまま終わり、

昼休みになった。



「沙紀っ」


「あ、葉月また購買?」


「沙紀。

ごめん。これから6日間、あんまり一緒にいられないかもしれない。」


「え?6日間?」


「とにかく、絶対6日後、笑って沙紀の前にいるから。

お願いっ……」



私のいつもと違う様子に沙紀も気付き、

「分かった」と頷いた。



「ありがとう。」




私はすぐに教室を出ていった彼の後を追った。






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