運命キャンペーン実施中。
「……さっきから何?
喧嘩うってんの?」
こ、怖……
怯むな!
強気で行かなきゃ逃げられる。
「そんなんじゃないよ。
萩野ってケンカ屋みたいなことやってるんでしょ?
お金ならいくらでも払うから。
倒してほしい相手がいるの。」
「お前、真面目そうなのにそういうこと言うやつだったんだ……」
まじまじと私の顔を見る萩野。
「べ、別に、髪染めてるし、どっちかというと不真面目な部類だと思うけど……」
こんなやつなのに、
じっと見られるとドキドキするとか、私最悪……!
「で?相手って??」
「……"運命"。」
萩野は汚いものでも見るかのように私を見た。