運命キャンペーン実施中。




「何が可笑しいの!?」


「何、って……

お前以外の何がある。」


「失礼なヤツ……」


「だってアイツモテるじゃん。

お前じゃ無理。」


「そんなの分かんないもん……」



萩野はニヤリと笑い、私の顎を持ち上げた。



「でも、近くで見ると割と可愛い顔してるかもな。」



ドキッ…


近くで見るとカッコいい顔してるのは萩野の方だから!



「遠目ブスって言いたいわけ!?」


とっさに萩野の手を振り払った。




顔、赤くなってないよね……。





次の瞬間、



「どけっっ!」



私は萩野に突き飛ばされた。






< 40 / 163 >

この作品をシェア

pagetop