運命キャンペーン実施中。




「おい、もうお前どっか行け。ウザイ。」



「な、何よ……そんな子庇って……」



なんなのこの子。

めんどくさい……




「梨央!騙されてるよ!

あ、わかった!何か弱み握られてるんでしょ。

私なら何とかできるかも……」




女の子は萩野の腕に自分の腕を絡める。



その光景を見た瞬間、

モヤモヤした何かが胸のなかに広がった。





「ちょ、何して……」



「何よ、文句あるわけ!?」



「萩野も迷惑してるでしょ!」



「迷惑なのはあんたよ!」




女の子は私に歩み寄ってきた。






< 88 / 163 >

この作品をシェア

pagetop