【完】立花くんは愛し方を間違えてる。
しまった……
前のときは立花くんのこと好きじゃなかったから、散々文句言ったんだっけ。
なのに、急に変わったら怪しいよね!?
……そんな心の動揺を、鋭い加奈が見逃すはずもなく。
「くるみ。あたし、前から思ってたんだけどさ」
「え!? な、なに? 加奈」
「……あんた、立花くんとなんかあったよね?」
ご名答……。
一瞬、誤魔化すことも考えたけど、よく考えたらこれはいい機会なのでは?
いずれ、話さなきゃいけないとは思ってたし……
それに、さっきの話からして一応わたしたち、その、つ、付き合ってる…みたいだし……。
「じ、実は……」
わたしは三人に立花くんとのことを一通り全部話した。
すると。