君がもし変わっていても

「ごめん!小鳥!」

「別にいいけどさぁ…」



あたしにつとまるか心配。
今日はとりあえず見学。
来週から正式にマネージャーとして仕事をしていく。



男子の少ないとこ選んだのに…
なんでわざわざ男部活に入るかなぁ…


「うわ!!!!」


いきなり心愛が立ち上がる


「何?!」


その声に驚くあたし。


「ほら!!見てよ!!」


そこにいたのは練習をしている1年生。

その中でも心愛が指さしてる男子は特に上手い。
皆がボールを取りに来ても絶対取らせないで蹴っていく…


「翔君じゃん!やっぱりかっこいい~♡」


ほ、本当だ…


翔君、サッカー得意なんだ…!
意外…あんな怖いのに…

って、翔君いたらやっていける気がしない!


「…あたしマネージャー辞めたい。」


「なんでよー!ほら!!またゴール入れた!」


仲間とガッツポーズをきめる翔君。
腕には昔の大会でつけたっぽい
ミサンガがついていた。








「ん…待って…?」




あのミサンガなんか…どこかで…


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