続 鉄の女には深い愛情を
「天…起きて。 」



「……んっ?……おはよう」


時計を見たら8時だった。


今日は私は9時半から講義だけど
健夫は10時半から。


終わるのも1時間誤差がある。


健夫は私に合わせて学校に行ってくれるらしい。


「ごめん、ちょっと寝坊しちゃった!
すぐご飯用意しなくちゃ!!」


と私が慌てて起き上がると


ガバッと上から抱き締められたて
キスされ


「大丈夫!!朝メシ用意したし。
天はシャワー浴びて来い。」


「あ ありがと!」


と言って、立ち上がろうとしたら布団に引き戻されギュッと抱き締められ


「寝起きの天、かわいい。
昨日、アニキからメールあって。
何も心配することはねぇよ。
でも用心は必要だ。
絶対1人になるな。わかったか??
それと、しばらく正人さんとこのバイトも禁止だって。
これは正人さんからの伝言だって。」


「…パパ
うん、わかった。出来る限り1人にならないようにする。
バイトの事は
パパの許可が降りるまでね。」



「よし、じゃあシャワー浴びて来い」



と、私の大好きな
穏やかで優しい笑顔で言った。
< 61 / 91 >

この作品をシェア

pagetop