続・お前を好きになって何年だと思ってる?
「…用?あるな。
碓氷を助けに来た」

「助け?そんなのいらない。
僕が守るから。ね?美愛ちゃん」

妙に甘ったるい声でささやかれて

びくりと肩が跳ねる。

「…嫌がってるだろ。わからないのか」

「そんなわけないだろ、ほら見ててよ、これが証拠だよ…」

そう言って再び顔を近づけてくる。

「やっ、やだっ!やめてっ…!」

そう叫んだとき、

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