続・お前を好きになって何年だと思ってる?
バキィッ…!!!

目の前ですごい音がしてはっと目を開ける。

「…ほかに男がいる女に手ェ出すな」

そう言って先崎君の襟を離す。

助けて…くれたんだ…

放心している私を

心配したような瞳で見る乃崎君。

「…大丈夫か」

その声になんだかほっとして、

力が抜けて…

「乃崎君…あり、がと…」

私はそのまま意識を失ってしまった。

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