続・お前を好きになって何年だと思ってる?
「もう少しで美愛ちゃんと…「なんだって?」

美愛の名前が出てピクリと反応する。

「…美愛に何した」

途端にタジタジになったところ見ると、

どうやらこいつが原因らしいな。

「…襲ってた」

「…へえ」

乃崎の言葉にそう言うと、

ツカツカと歩み寄って、

そいつの胸ぐらを掴む。

「ひぃっ…!」

「…情けねぇ声出してんじゃねーよ。
これくらい覚悟の上でしたんだろ?」

俺がどれだけ美愛を想ってるか、

その気持ちと一緒にぶつけるなら

こんなくらいじゃ全然足りねぇ。

< 140 / 362 >

この作品をシェア

pagetop