続・お前を好きになって何年だと思ってる?
「俺の靴箱に紙入れたりしたのもお前だろ」

まあ、これはただの勘だけどな。

どうせそうなんだろうし、

かまでもかけてやれ。

「だっ、だからなんだよっ…!」

そして見事に引っかかる。

まあでも…

「俺には何しても構わない。
けどな」

ぐっと体を持ち上げる。

同時にひっともれる悲鳴。

…なっさけねぇやつ。

「…美愛を傷つけんのは、絶対許さねぇから」

パッと手を離すと、どさっと倒れこんだ。

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