続・お前を好きになって何年だと思ってる?
「えぇぇえ!?」

っていうかそれ私に言っていいの!?

「…誰にも言うなよ?
こんなこと明野くらいにしか言ってねぇ」

慌ててこくこく頷く。

って、っていうか乃崎君、冬夜と仲良かったんだ…

私が頷いたあと、乃崎君は身を翻して

「じゃ」

とだけ言って去っていった。

その背中を見ながら、パパもあんな風だったのかな…と考えた。
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