フラワーガーデン
「しかし、あれだな。ハルナちゃんさ……」

オレは北尾の口から漏れる『ハルナ』と言う言葉に過剰に神経を尖らせていた。

「昔っから、すんげぇ可愛かったけどさ。

なんって言うのかな……。

そうそう、『侵さざる神聖な美少女』ってぇの?

それが、2年と会わないうちに少し艶かしさが加わって来てて『女』って感じになってきてさ。

オレ、まじでドキドキしちゃったよ」

北尾は胸を抑えながら声を昂揚させていた。


< 1,015 / 1,750 >

この作品をシェア

pagetop