フラワーガーデン
「あ……」

ハルナの甘く切ない声が病室に響く。

彼女は泣きながら僕を抱きしめ、咽び泣いている。


「トオル君……トオル君……愛してる。私、……待ってたんだよ」

抗し難い愛おしさに、僕は彼女をきつくこの腕に抱きしめた。




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