フラワーガーデン
第5節 清らかな愛
微かに君がその両手を僕の背中に回してくれたような気がした。
「ダメ……。トオル君……」
僕は顔を背ける君の髪にくちづける。
「ようやく、名前、呼んでくれた」
「お願い……。トオル君、離して!」
「ダメ……。トオル君……」
僕は顔を背ける君の髪にくちづける。
「ようやく、名前、呼んでくれた」
「お願い……。トオル君、離して!」