フラワーガーデン

かずにぃの動きが一瞬、止まる。


いつも私の言うことを笑って聞いてくれたかずにぃ。


『ごめん。悪かったよ』


そう言って、かずにぃは止めてくれる。


かずにぃの動きを止めた手に、心からホッとする。



だけど、その想いは直ぐに裏切られる。

かずにぃは上半身を起こし、私を見つめると再び唇を重ねる。


「ごめん、ハルナ、無理だ。

もう……やめてなんかやれない」