フラワーガーデン
かずにぃの


肩から

腕から

汗が流れ

私の胸元へと流れ落ちてくる。


頭が真っ白だ。

ガンガンと頭の中で鳴り響いて何も考えられない。


呼吸が荒くなり、震える私の胸に再びかずにぃは唇を這わせる。


さらに下へ下へと降りて求めてくるかずにぃの指先に、今まで堪えてきた恐怖が押し寄せてくる。


「待って!かずにぃ、お……ね、がい……待って……。いや……」


泣きながら必死でかずにぃの手の動きを止めようとする。

かずにぃはその手に優しくキスをしながら、右手で私の両手首を交差させ、頭の上へ引き上げ、しっかりと固定してしまう。




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