フラワーガーデン
「宿に戻ったら、君はもう出たって聞いたから、焦ったよ」

トオル君は、ポケットに手を入れると、「これ……」と私に小さな包みを差し出す。

「何?」

私はその包みを手に取ると、開けようとした。


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