フラワーガーデン
「天国なんてやめて、僕のところに来なよ」

トオル君が柔らかく笑う。

「君のこの唇からは『YES』以外は受け付けないよ」

「だめ……」

「『YES』だ」

「強引過ぎるよ……。でも……」

「でも?」

「……誰よりも愛してる」

「僕もだよ」

トオル君ははにかむようににっこり笑うと、まばゆい光の中に溶けて行った。





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