フラワーガーデン


「藤枝君、ひどい!」


ふくれっ面で彼からぷぃっと顔を逸らす。


「そんなこと、言わないで。……僕は好きだよ。君のことが」



藤枝君の目は既に笑ってなんかいなかった。



「それが伝えたくて、君をあの場所からどうしても連れ出したかったんだ」






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