フラワーガーデン
家に帰ると、部屋にダッシュして、そのままベッドにジャンプ。

ぎゅっと枕を抱き締めてさっきのことを思い出す。



別に具合が悪いわけじゃないけど……。

大丈夫だったよ、ぐらいは電話で言うべきかな。

彼、凄く気にしてた。

だけど、もうあっちは忘れているかも。



渡されたメモを見ながら、感心する。


「『03-3333-××××。藤枝徹』か。字もきれいだぁ」


なんて彼からのメモを抱きしめながら、天井を見つめる。



電話すべきかなぁ。

ううん、さっきのは、社交辞令だよ。電話しちゃだめだよ、ハルナ。



自分に言い聞かせながらも、私は頭を抱えて悩んでしまっていた。


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