フラワーガーデン
目が覚めると病院のベッドに横たわっていた。

「目が覚めた?」

ベッドの横に座っていたトオル君が私の手を握っていてくれた。

彼の手が私のおでこを優しく撫でる。

私、突然、息が苦しくなって……。

それから……
それから……
どうしたんだろう……。

「ちょっと、精神的に参ってたみたいだね。いつからこんな風になったの?」

「今朝……」

ぼんやりした頭の中で、突然、昨夜の残像がはっきりと映像を形作る。

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