フラワーガーデン
「キンケイド!なぜ、ここに!?」

「探したぜ。トール・フジエダ」

キンケイドは驚きもせず手を振ると、力無く笑った。

「お前がまさか今回の研究所のチーフだったとはね。オレの情報網も錆付いたもんだな」

「一体、何しに来たんですか?」

僕は彼が差し出す右手の握手を無視して彼を睨んだ。


「そんなに警戒しなさんな」

キンケイドが僕の隣に腰を下ろす。
< 585 / 1,750 >

この作品をシェア

pagetop