フラワーガーデン
海から吹き上げる夜の風に少し身震いすると、トオル君は私のおでこに軽くキスをする。、

「ごめん。寒いね。中に入ろう」

トオル君が私を抱き寄せ、もう一度、今度は唇にキスを落とす。

空一面に散らばる星々が見下ろす中、海風に煽られた白いカーテンが、私達のシルエットを隠すかのようにはためいてた。


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