フラワーガーデン
どうしよう。

甘い感覚で頭がどうにかなってしまいそう。

だけど……

トオル君の指が、吐息が、あの日のかずにぃとシンクロし始める。

トオル君……かずにぃ……イヤ……。

怖い……。

思わず出そうになる声を、必死にトオル君の肩に埋めて堰き止める。

だめ……

止めて……

止めて……

怖い……

かずにぃ!


トオル君の唇が次第に胸から離れ、徐々に下へ下へと移動を始めた。

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